【注意喚起】冬でも起こる「熱中症」について ▶

【注意喚起】冬でも起こる熱中症について

熱中症は夏だけのものと思われがちですが、冬でも起こることがあります。
特に空気が乾燥する冬は、体から水分が失われやすく、水分不足に気づきにくい季節です。

汗をかきにくく、喉の渇きも感じにくいため、水分が足りていない状態でも自覚しにくくなります。
この状態が続くと、暖房の効いた室内や入浴時などで体温調節がうまくできず、冬でも熱中症のような症状が起こることがあります。

体の水分が不足すると、脳、消化器、筋肉に影響が出やすくなります。

冬の脱水で現れやすい初期症状

水分が不足し始めると、次のような症状が見られることがあります。

脳に関係する症状


・頭痛
・頭が重い感じ
・集中力の低下
・日中の強い眠気
・頭がぼんやりする感じ

消化器の症状


・食欲が出ない
・胃が重い
・お腹が張る感じ
・吐き気

筋肉の症状


・筋肉痛
・足がつる
・こむら返り
・筋肉のけいれん

これらは寒さや疲れのせいと思われがちですが、水分不足が原因のこともあります。

脱水が進んだときの症状

水分不足が進行すると、夏の熱中症と似た症状が現れることがあります。

・めまい
・ふらつき
・頭痛
・吐き気
・強いだるさ

また、次のような変化にも注意が必要です。

・風邪症状がないのに微熱が続く
・尿の回数が少ない
・尿の色が濃い
・喉の渇き
・急な体重減少

高齢者に特に注意が必要な理由

高齢になると、喉の渇きを感じにくくなります。
また、体内に水分を蓄える筋肉量も減少します。

そのため、高齢者は気づかないうちに水分不足になりやすく、冬でも脱水のリスクが高くなります。

次のような状態が見られる場合は注意が必要です。

・皮膚が乾燥している
・皮膚につやがない
・口の中が乾く
・唾液が少ない
・便秘が続いている
・手の甲をつまんだ跡が戻りにくい
・足のむくみが強い

冬の脱水を放置するリスク

体の水分が不足すると、血液中の水分量も減り、血液が濃くなります。
その結果、血流が悪くなり、さまざまなリスクが高まります。

・脳梗塞や心筋梗塞
・腎臓への負担
・便秘の悪化や出血のリスク

冬の脱水を防ぐポイント

・喉が渇く前に、こまめに水分を摂る
・1日1.5リットル程度を目安に、数回に分けて飲む
・起床時や入浴後は意識して水分補給を行う
・体調がすぐれない時は経口補水液も検討する
・朝食を抜かず、できるだけ3食摂る

生活環境の工夫

・室内の乾燥を防ぐため、加湿器や濡れタオルを活用する
・暖房使用時は定期的に換気を行う
・厚着をしすぎず、暑いと感じたら衣類を調整する
・寒さを理由に水分摂取を控えない

症状が出たときの対応

・水分と塩分を補給し、安静にする
・いつもと違うと感じたら無理をしない

次のような場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

・意識がはっきりしない
・けいれんがある
・水分が摂れない

まとめ

冬でも脱水や熱中症は起こります。
寒い季節ほど、水分不足に気づきにくいことを意識することが大切です。

訪問看護ステーション クリーンケアでは、地域の皆さまが安心して生活できるよう、季節に応じた健康情報の発信を行っています。

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